口頭2-A-52024年8月18日(日) 11:30 - 11:55会場:1号館102

アフターコロナに大学教員の仕事はどう変化したか?―オンライン授業実施状況を中心に

木村 修平(立命館大学 )

発表キーワード
オンライン授業
アフターコロナ
オンライン会議

本発表では、大学教員らで構成されたFDコミュニティ内で採取したアンケート調査結果に基づき、アフターコロナで大学教員の仕事がどのように変化しているのかを報告する。匿名で行われたこの調査では、各教員の所属大学における2023年度のオンライン授業の実施状況に加え、定期的な会議や研究会でもオンラインがどの程度活用されたかを尋ねた。35名から寄せられた回答によると、オンライン授業を実施した教員は全体の3分の2、実施しなかった教員は3分の1に分かれた。オンライン授業を認めている大学がある一方で対面での授業実施を求めている大学もあり、大学の方針の違いがオンライン授業の実施に影響していることが示唆された。回答からは定期的な会議や研究会はオンラインで実施しているという実態も浮かび上がった。オンラインは大学教員の仕事の選択肢として定着した感があるが授業については所属大学の方針に影響されていることが示唆された。