学力平均化されたグループ学習における機械設計学の成績比較

発表キーワード

アクティブ・ラーニング

グループ学習

ペア学習

理工系の専門科目は積み上げの教科であり、知識の定着が難しいという課題がある。そのため、私たちは機械設計学の講義においてアクティブ・ラーニングを取り入れ、より効果的な学習成果を得るための研究を行っている。最初に、アンケートと基礎テストを実施し、学習に対する意欲のばらつきや出身高校の違いによる基礎学力の実態を明らかにした。さらに、例年ペアで学習を行っていたが、今年度はグループ学習を導入した。基礎数学テスト及び出身高校の偏差値をバランス良く組み合わせることで、異なる能力を持つ学生がお互いの知識や視点を共有できるようなグループ分けを行った。グループごとに機械要素についての発表を行い、その発表を通して各グループの特徴を調査した。昨年度のペア学習との比較を行った結果、特徴的な違いがあったので報告する。