PCゲームを活用したプロジェクトマネジメント演習による協働的問題解決の実践

発表キーワード

問題解決型学習

game-basedlearning

学部３年生を対象とした講義にて、PCゲーム「Factorio」を用いた約２時間×１５回のプロジェクトマネジメント演習を実施した。「Factorio」は、複雑な製品を生産するための工場を設計するゲームであり、講義では、４人１組がロケットを生産して打ち上げるプロジェクトを管理させ、タイムアタックを行った。ロケットを迅速に打ち上げるためには、部品構成表(BOM)、作業分解構成図(WBS)、PERT図、ガントチャートなどプロジェクトマネジメントに不可欠な要素の活用と、プロジェクトを遅延させる要因の解析、対策の検討、効果の検証を論理的に行う必要がある。本発表では、講義の設計とPCゲームを活用する利点欠点を紹介しつつ、講義を通じて学生が複数人で協働して問題解決を行う能力がどのように変化したのかを、チームごとのインタビューと提出されたプロジェクトの変化から分析し、考察する。