口頭3-C-22024年8月18日(日) 15:30 - 15:55会場:1号館109
小学生のICT機器利用状況調査による意識と健康に関する研究
- 発表キーワード
- ICT機器
- タッチタイピング
- 心身不調
本研究では,GIGAスクール構想以前からICT機器としてiPadを1人1台で使っている首都圏私立小学校の児童(2~6年生)を対象にアンケート調査を実施し,その利用状況を明らかにすることを試みた。まず,機器を利用している教科・利用時の感じ方・紙と機器の学びやすさなど学校における機器利用,次に,スマートフォンやゲーム機を含めたICT機器別に学習と遊びに利用する時間など家における機器利用について回答を得た。さらに,キーボードからタッチタイピングによる文字入力ができると回答した児童の多くが家庭で習得していたこと,未習得児童の9割以上が習得希望であることなどが明らかになった。一方で,ICT機器利用に伴う心身不調等については,眼・頭・首肩などの疲れや痛みを感じるとの回答が多くあり,眼と画面の距離・部屋の明るさ・睡眠時間などとの関連性について分析した結果を報告する。