「知識獲得と知識創出」を再考する ～社会人教育研修における互学互修の論点群～

発表キーワード

社会人教育研修

互学互修

知識獲得・知識創出

2014年のＰＣＣにおいて私は、「知識獲得と知識創出～互学互習型授業の二つの側面を考える」と題して、社会人教育における互学互修型の授業が知の獲得のみならず、少なからぬ知の創出があることを指摘し、授業法の分類概念を再吟味すると共に、その効果に関する考察とメディア環境下における位置づけを検討した。それから10年、新型コロナ禍により、オフィスでも家庭でもリモートワークが一気に進み、オンライン環境は一気に整備が進んで社会人の活動基盤の一部となった。この進展は、研修のみならず公開講演会やセミナーもオンラインやハイブリッドで行われる環境を導いた。それは社会人の教育研修にどのような影響を及ぼしているのだろうか。本論では、社会人教育研修の実践経験を踏まえ、主として知識獲得と知識創出に関する論点を再考・議論し、学びの環境に関する論点を俯瞰的に考察する。