口頭4-D-12024年8月19日(月) 09:30 - 09:55会場:1号館105

読み聞かせにおける幼児の頭部揺動速度から集中力を可視化するシステム

大場 昴人(鹿児島大学大学院理工学研究科 )

発表キーワード
頭部揺動速度
ARマーカ
集中状態

幼児教育において幼児一人一人の特性を把握することは、それぞれの幼児に沿った保育に繋がると考えられている。把握する特性の一つとして、集中力を把握し育むことは幼児教育における重要な学習として位置付けられている。我々は読み聞かせ時の幼児の頭部揺動速度を計測し、保育士による集中度アンケートを基に集中しているか否かの評価を行なった。本システムは、読み聞かせが行われる教室の幼児全員の頭部揺動を同時かつ自動的に計測し、評価をWebページ上に出力することで集中状態を可視化している。本研究において、可視化された評価は保育士による幼児の集中度の評価を同等の結果となっており、対象幼児の一年間の集中状態の推移を可視化しているため、幼児の集中度の把握が可能となっている。