口頭3-C-52025年8月22日(金) 17:00 - 17:25会場:203

目標設定をしない練習方法による文系大学生のタイピング能力の変化

八木 優佳(中村学園大学 流通科学部 流通科学科)

発表キーワード
タイピング
プログラミング
情報リテラシー

近年、スマートフォンの普及により、大学生のタイピング能力の低下が問題となっている。著者は以前から文系大学生のタイピング能力の調査をおこなってきた。 2022年度は、タイピング能力によって不合格や減点をおこなう「強い外発的動機づけ」を実施した。2023年度は、不合格や減点をせずに加点のみをおこなう「弱い外発的動機づけ」を実施した。その際、毎回のタイピング目標を設定した。この結果、2023年度は、2024年度と比較して、約17%のタイピング能力の低下が見られた。2024年度は、「弱い外発的動機づけ」であるが、毎回のタイピング目標は設定しなかった。今回、この手法を用いたタイピング能力の変化について報告する。それと共に授業アンケート等の学生の反応も紹介する。発表に際しては、過去の同様の研究結果との比較が必要である為、過去に発表した文章やデータを引用する場合がありますので、予めご了承ください。