キャンパス無線LAN更新に向けた基礎調査

発表キーワード

無線LAN

電波強度

Wi-Fi6

キャンパスにおける無線LANは、教育・研究活動を支える不可欠な情報基盤である。特にコロナ禍以降、教育面では対面と遠隔授業を同時に実施するハイブリッド授業が増加し、研究活動でも、打ち合わせや学会参加にWeb会議が多用されるようになった。日本大学文理学部では、教室棟の新設やコロナ禍を契機として、学内無線LAN環境の整備を進めてきた。しかし、無線LAN利用率が増え、認証エラーやネットワークの不安定さへの苦情が増加している。これら課題に対応するため、認証スイッチ増設や無線LANアクセスポイントの増設等を行い、さらに次世代規格Wi-Fi 6E機器への更新も検討している。本発表では、Wi-Fi環境更新の一環として実施した現行の無線LAN利用状況や電波状況測定結果について報告する。また、Wi-Fi 6E対応アクセスポイントの、試験的な運用を通じて得られた課題についても併せて紹介する。