口頭4-B-12025年8月23日(土) 09:30 - 09:55会場:202
学びの場における心理的安全性を実現するアセスメントツールの開発を目指して
- 発表キーワード
- 心理的安全性
- 自己肯定感
- アセスメントツール
大学のキャリアデザインの授業で学生にアセスメントツールを使った自己分析をさせたところ、自己理解が深まるにつれ自己肯定感が高まることがわかった。これはアセスメントの結果を自ら分析することで己の強みを客観的に理解し(メタ認知)言語化することができる学生が増えたからである。しかしユニセフの調査では日本の子どもの精神的幸福度は調査した38ヵ国中37番と2番目に低く、自己肯定感の低い児童や生徒が多い原因が大人の自己肯定感の低さと関係があるとの指摘もある。そこで人それぞれが持つ様々な特性(思考、行動、認知)と自己肯定感の関係に加え、困難な状況やストレスに直面した時その状態を乗り越え立ち直ろうとする精神的な回復力であるレジリエンス力(心のしなやかさ)も考慮した新たなアセスメントツールの開発を通し、学びの場における心理的安全性の実現を目指す取り組みを進める。今回はこれまでの実践と今後の展望について述べる。