口頭4-D-42025年8月23日(土) 11:00 - 11:25会場:204

タブレットで運用する身体強度管理システムの開発

田中 雅章(愛知医療学院大学)

発表キーワード
ICT活用
作業療法
タブレット

本研究は、タブレット端末を用いて高齢者の身体強度維持・向上を支援する健康管理システムとして開発・実装された。目的は、高齢者が自宅等で自身の運動状況や、転倒予防に重要な機能テスト(TUG、椅子立ち上がり等)の結果を容易に記録し、視覚的に進捗を確認できるようにすることである。システムは、直観的な操作が可能なインターフェースを採用し、大きめの文字表示やシンプルな入力方法を考慮している。記録されたデータはグラフで分かりやすく表示され、身体機能の維持・向上へのモチベーションを支援する。また、高齢者向けの安全な運動メニューの提示機能も検討される。開発・実装では、高齢者のITリテラシーや身体機能の特性を踏まえたユーザビリティ、データの正確性とセキュリティが重要視される。本システムは、高齢者の自立支援、フレイル予防、および遠隔リハビリテーションへの応用が期待される。