口頭3-C-22025年8月22日(金) 15:30 - 15:55会場:203
医療系養成課程の情報科学の演習におけるBYOD方式の問題点
- 発表キーワード
- BYOD方式
- 一斉教育
- Office2024
医療系養成課程での情報科学演習におけるBYOD方式は、学習環境の不均一性という問題点を抱える。学生が使用するノートPCは機種が多岐にわたり、基本的なキー操作やインターフェースに差異が生じるため、統一的な指示が困難となる。特に、Word等の主要ソフトウェアにおいて、バージョンや「初期設定がばらばら」であることが、「一斉教育がしにくい」大きな要因となる。教員が特定の操作や機能を説明しても、学生の画面表示や結果が異なり、手順通りに進めない状況が頻繁に発生する。これは、限られた演習時間内での効率的なスキル習得を妨げ、学生間の学習到達度にばらつきを生じさせる。結果として、標準化された情報活用能力の育成において非効率性や教育効果の低下を招く課題が指摘される。