口頭3-D-22025年8月22日(金) 15:30 - 15:55会場:204
特別支援学校・学級におけるロボットプログラミング教育の試み
- 発表キーワード
- プログラミング
- ロボット
- 特別支援教育
2010年度から京都大学と京都府教育委員会との連携事業として「子どもの知的好奇心をくすぐる体験事業」として府下の小中高等学校への京都大学の教員による出前授業が実施されている。本稿では、同事業の一環として2024年度に行った特別支援学校・学級で実施したロボットプログラミングの授業について報告する。本授業では、教育用に開発された二足歩行ロボットQumcumとScratchを使用している。Qumcumは距離検出センサー、マイクロホン、両手足と首を駆動するサーボモータ、3色LEDおよびスピーカを有している。授業はScratchのコードの模倣から始め、ロボットをプログラムで動かしながら、プログラミングを体験できる構成とした。授業実践では入力したプログラム通りにロボットが動く姿に興奮し、何度も繰り返しプログラムを入力したり、ロボットの動きと真似する児童も見られ、意欲的に取り組んでいる様子が窺えた。