口頭1-C-52025年8月22日(金) 10:50 - 11:05会場:204

自動運転バスのラッピングデザイン:バーチャル空間で広がる創造性

加藤 珠ら(学校法人希望が丘学園鳳凰高等学校)

発表キーワード
自動運転バス
MetaQuest3
デザイン

南さつま市で県内初となる自動運転バスの運行が昨年12月に実施された。今回私たちはその自動運転バスのラッピングデザインをMeta Quest3を活用して考えた。バーチャル空間上にBlenderで作成したバスのモデルを配置し、実物大に調整しデザインを描いた。バスの大きさを実感しながら360°視点で絵を描くことができるので、紙に書くより具体的に考えられた。操作に慣れると、ペンの種類も自由自在であるため思い通りの絵を描くことができ、ディスプレイにミラーリングしながらみんなで共有することが新鮮な体験だった。人によってVR酔いの程度が違うことが課題であるが慣れてくるとMeta Quest3でデザインする方が紙でデザインするより創造性が広がるという感想をもつ人も多かった。従来の平面でのデザインに加え、Meta Quest3などのツールを活用したバーチャル上での立体的なデザインも有効であることがわかった。