口頭4-B-42025年8月23日(土) 11:00 - 11:25会場:202

経営・商学系大学のキャリア教育の在り方-データ・サイエンス教育の基礎学力の探究

来栖 正利(流通科学大学)

発表キーワード
学びの「姿勢」
論理的思考力
問題意識の明定さ

データベースの利活用状況に関する実践と検討材料を提示することが本報告の目的である。データ・サイエンス教育(DX教育)の教育効果を学習者がどの程度享受できるかは,例えば,学習者の問題意識の明定さとこれを支える論理的思考力の程度に依存する。これらを改善する機会をDX教育が提供できるために着目すべきことのいくつかを本報告は提示する。これらの提示を,学習者の事前調査の回答結果,受講態度,そして課題(データベース)作成度との関係の集計結果の解釈に基づいて,行う。経営・商学系大学に在籍する学習者(4年制大学に在籍する2年次の学部学生)がDX教育を既製のデータベース(『会社四季報』)から必要な各種データの収集を含む利活用方法の学びを期待していると本報告は仮定し,当該学びの「姿勢」に影響を与える諸要因の抽出と理由のいくつかを述べる。なお,本報告内容を適切に理解できるための背景知識を補助資料として準備する。