口頭4-E-22025年8月23日(土) 10:00 - 10:25会場:305
プレゼンを適切に自己評価できるようになるための授業デザイン
- 発表キーワード
- プレゼンテーション
- PowerPoint
- 発表
発表者は、主に1年生向けの共通教育的な情報の授業において、PowerPointを学ぶ手段として受講生にプレゼンをしてもらう、という授業を長年行なっている。スライドの作り方や話し方などに関しては、一般的な原則と具体例を提示して説明しやすい一方、内容面、例えばプレゼンの切り口、展開、落とし所といった設計方法を扱うのは難しく、試行錯誤を繰り返してきた。現在は、プレゼンで扱うテーマについては最大限受講生の自由としつつも、プレゼンの相手と目標を具体的に設定してもらうという条件のタスクを課している。これにより、自身のプレゼンに対して「自分なりに頑張りました」といった自己満足的な感覚の評価だけに終わらせず、客観的に自身のプレゼンを評価・改善する視点を身につけてもらう、というのが狙いである。本発表では発表者の実践を具体的に紹介し、課題として認識している部分の解決の糸口を参加者とともに考えたい。