口頭4-C-52025年8月23日(土) 11:30 - 11:55会場:203
大学生におけるICT機器利用実態と課題分析
- 発表キーワード
- 大学生
- ICT機器
- 利用実態
本研究は、大学生のICT機器利用の実態を把握し、現状における課題を明らかにすることを目的として、2025年1月に関東および関西の6大学においてアンケート調査を実施し、884件の回答を得た。分析の結果、約9割の学生が自身のPCおよびスマートフォンを学習に利用しており、用途は「課題レポート作成」「インターネット検索」「教材閲覧」「オンライン授業」の順であった。教材については、画面より紙媒体の方が学びやすいとする回答が6割を超えた。ICT機器利用の効果としては「時間短縮」が最多であり、「知識増加」「生活利便性向上」が続いた。機器操作に関するサポートを希望する学生は63.8%に上った。さらに、小学校・中学校・高校のいずれにおいてもタッチタイピング練習経験がないと回答した学生は26.1%に達しており、基本的なキーボード操作技能の習得状況に課題が認められた。