口頭3-E-22025年8月22日(金) 15:30 - 15:55会場:305
多教科成績を用いた学力平均化グループによる機械設計学習の効果検証
- 発表キーワード
- 他教科成績
- グループ編成
- 機械設計学
教育現場においては,知識の定着に加え,協働的な問題解決能力やコミュニケーション能力の育成を目的として,グループ学習が広く実施されている.しかし,その教育効果はグループの編成に大きく依存することから,グループの編成方法に着目した.先行研究では,数学の成績を基にグループ分けを行ったところ,一定の好影響が確認された.そこで本研究では,数学に加え国語・英語の成績も用いてグループ分けを実施し,多面的な学力を考慮したグループ編成の有効性を検証する.これにより,論理的思考力と言語的理解力の双方に基づくグループ内相互作用の変化などが期待される.特に,言語能力に不安のある学生にとって,国語・英語の得意な学生との協力が機械学習の理解促進に寄与する可能性がある.そこで,複数教科を用いたグループ編成の実践とその学習成果への影響について検証を行ったので報告する.