口頭3-E-42025年8月22日(金) 16:30 - 16:55会場:305

機械設計製図による学習成果の分析と評価

塔ヶ崎 巧(東北学院大学大学院)

発表キーワード
機械設計製図
機械工学
Moodle

理工系の専門科目においては,基礎知識の習得に加え,演習や実験を通した実践的なスキルが不可欠である。そこで,本学の機械知能工学科のカリキュラムの中から2年後期で受講する必修専門科目「機械設計製図」における学生の成績傾向を調査した。課題は「手巻きウィンチ」の計算書作成と組立図,部品図の製図である。学生は座学で学んだ機械要素や設計原理を具体的な図面として表現する力を育成し,創造性と問題解決能力を実践的な設計課題を通して養う。さらに,同年前期に開講される機械設計学との関連性に着目し,講義内容の変化が学生の成績に及ぼす影響についてeラーニングプラットフォームMoodleを活用して多角的に分析を行うことで,両科目の学習効果を向上させる教育方法を提案する。本報では年度別の取り組みの違いが学生に与えた影響を,成績傾向の分析やアンケート調査を通して評価したので報告する。