口頭2-B-52025年8月22日(金) 11:30 - 11:55会場:305
一齣漫画を起点とした物語創作の連鎖による著作権教育の提案
- 発表キーワード
- 漫画
- 著作権
- 創作
著作権の学習は、利用者の立場と創作者の立場の両方から行うことが効果的である。本稿では、大学の一般教育の授業として、著作物の連鎖創作を行う過程を取り上げ、創作者の観点で著作権を考えることができる学習プログラムを提案する。具体的には、提示された一齣漫画を元にした物語を学習者Aが創作する。学習者Aの物語の続きを学習者B/Cが創作する。これら総体としての著作権がどのようになるのかを検討する中で、実際の著作権について検討する。この著作物の連鎖学習については、この例では学習者Aの許諾が必要である。例えば、許諾がない場合には、どのような問題が生じ得るか等を検討させる中で、著作権のあり方を実際的に考えていくような授業構成を検討し、2024年度に試行した結果を報告する。