ヒト教育からAI教育へ？ 〜AI活用の問題と課題に関する一考察〜

発表キーワード

ＡＩの教育

技術発明

ビジネス人財育成

2016年のPCCで私は、『「コンピュータ自体を教育する」時代の到来』と題して「ヒトがコンピュータ自体「を」教育することが必要」という「コンピュータ自体を教育する」時代の到来を指摘した。それから10年、特に産業界では、ＡＩにどう学ばせるか・使いこなすかが現実的に求められるようになった。例えば、今やＡＩによる “技術発明”や“特許出願”はＡＩの業務になりつつあるのだ。つまり、“発明”をさせるためのＡＩ教育が重要論点になり、それは「コンピュータ利用によるヒトの学習教育」から、「コンピュータ利用によるＡＩ育成」への転換が求められていることを意味する。そして、それは“発明”人財や知財マネジメント人財の育成を根底から変革させる。まさに「教育・学習における学びの革命」だ。本論では、ＡＩ活用による“技術発明”の問題を通じて、ＡＩとヒトとの知識獲得と知識創出に関する論点を整理・考察する。