口頭3-A-52025年8月22日(金) 17:00 - 17:25会場:101
AIの“発想”は、ヒトの創発能力を促すか? 〜創発思考とAI活用に関する一考察〜
- 発表キーワード
- AI活用
- 創発思考訓練
- ビジネス人財育成
視座・視野・視点を変えて、モノ・コトを多様に捉え、発想能力開発を狙いとする創発思考訓練として「何なのさドリル」を30年以上続けてきた。対象の多くは社会人、特にビジネスや技術研究開発の関係者である。例えば「ボールペン」について、「筆記具」「工業製品」から「廃棄物」「広告媒体」等まで、少なくとも100以上の回答を求める。そこから手を替え・品を替えいくつものドリルを行い、出された膨大な回答を多様に分類させる等を通じて、受講生が「無自覚だった自らの世界観や暗黙の前提」や「自分の思考の制約」に気づくようにする…。ところが近時、このドリルをAIにやらせると瞬時に何百もの回答を出すばかりか、訓練自体の研修プログラム企画まで行えるようになったのだ!本論では、この現状報告と共に、「AIの“発想”は、ヒトの創発能力を促すか?」という問いを通じて「教育・学習における学びの革命」に関する考察を行う。