開催あいさつ
このたびは、コンピュータ利用教育学会(CIEC)PCカンファレンスのウェブサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。2026PCカンファレンスは、8月17日(月)から19日(水)まで、東洋大学赤羽台キャンパスにて開催されます。PCカンファレンスは、教育とコンピュータの関係を探究する研究者、教育実践者、企業関係者などが一堂に会し、研究成果や実践事例を共有しながら、これからの教育のあり方を議論する場として開催されてきました。1990年代に始まった本カンファレンスは、コンピュータやネットワーク、インターネット、モバイル端末など、時代ごとに登場する情報技術と教育の関係を問い続けながら発展してきました。本大会においても、多様な立場の参加者が交流し、活発な議論が行われることを期待しております。
本年度のPCカンファレンスのテーマは、「AI時代における人間主体の学習と教育」です。近年、ChatGPTをはじめとする生成AIの急速な発展により、社会のさまざまな分野で大きな変化が起きています。教育の分野においても、文章生成や情報検索、学習支援などにおいてAIの活用が急速に広がり、学習環境や教育方法に新しい可能性をもたらしています。一方で、AIが高度な知的活動を担うようになる中で、「人間が主体となる学びとは何か」「教育はどのような力を育むべきか」といった根本的な問いが、改めて私たちに投げかけられています。
PCカンファレンスはこれまでも、新しい情報技術が教育にもたらす可能性と課題について、研究と実践の双方の立場から議論を重ねてきました。現在の生成AIの急速な発展は、これまで以上に教育のあり方そのものを問い直す契機となっています。AIを単なる便利な道具として導入するのではなく、人間の学びをより豊かで深いものにするためにどのように活用するのかが重要です。
AIが得意とする情報処理や分析の力を活かしながら、人間が持つ創造性、批判的思考力、協働的な学び、そして主体的に問いを立てる力、実行する力等をどのように育むのか。本大会では、教育工学、情報教育、学校教育、高等教育などさまざまな分野からの研究発表や実践報告を通して、AI時代における学習と教育の可能性と課題について幅広く議論することを目指しています。
本大会が、AI時代における人間主体の学習と教育のあり方を共に考え、未来の教育を構想するための実りある交流の場となることを願っております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
実行委員長:長谷川 勝久(東洋大学)