2008 PC Conference は終了しました。
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2008 PC Conference
実行委員会事務局

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TEL.03-5307-1195(1123)
FAX.03-5307-1196
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企画案内

全体会

実施日時
2008年8月6日(水)10:00〜10:20
開催場所
θ(シータ)館
開会挨拶
熊坂 賢次 
慶應義塾大学 環境情報学部(2008PCカンファレンス実行委員長)
開催校挨拶
安西 祐一郎  慶應義塾塾長
来賓挨拶
(申請中)
文部科学省高等教育局
神奈川県教育委員会教育長
藤沢市教育委員会教育長
司会
長谷部 葉子  慶應義塾大学環境情報学部

基調講演

実施日時
2008年8月6日(水)10:20〜12:00
開催場所
θ(シータ)館
基調講演1
学習学ことはじめ〜勉強から学びと共感へ〜
佐伯 胖  青山学院大学社会情報学部教授 
基調講演2
SFCの挑戦:「未来からの留学生」から未来創造塾へ
熊坂 賢次  慶應義塾大学環境情報学部教授 
司会
長谷部 葉子  慶應義塾大学環境情報学部 

■基調講演1
学習学ことはじめ〜勉強から学びと共感へ〜

青山学院大学社会情報学部教授  佐伯  胖

従来,学習は,「教える」ことによって行動が変容することとされていた。しかし,人は「教えられなくても学ぶ」し,必ずしも「教える側」の意図に即した行動変容を遂げるとは限らない。学習の主導権を学習者自身のものとして学習を捉える考え方を,「学習学」(ないしは,「学び学」)と呼ぶことにする。そのように考えると,学習にとって最も大切なのは,自ら学ぼうとして学ぶという,学習の根源的能動性である。「学習」を「他者の教示」によってコントロールされる学習は,いわゆる「勉強」である。私たちはこのような「勉強」を学習のすべてであるとみなす考え方に慣れきっていた。その結果,本当の「学ぶ意欲」のある学びが失われ,「学びからの逃走」に拍車がかかる事態に陥っている。そこで,今日の私たちは,学習の「根源的能動性」を回復しなければならない。ところで,この学習の根源的能動性は,学習者自身の中だけから生まれるものだろうか。そうではない。近年の状況的学習論や社会構成主義的学習論が示唆しているように,学習者の学習への能動性の源泉は「他者と共にいる」という協同性にある。何らかの「共同体」実践に加わることから,そこでの自律的参加が「いざなわれる」のである。そこでは,「他者と共にある」中での「自分らしさ(アイデンティティ)」の確立が促進されるのである。自分なりの参加に独自性が発揮され,そのことが共同体によって「よろこばれる(appreciateされる)」のである。

実は,学習の根源的能動性の背後には,「共感性」がある。他者の身になること,他者の立場に身を置くということである。それが失われた「勉強」の世界では,学習の動機づけは個人能力の高揚だけにある。他者は競争相手かカンケイナイかである。講演では,学びへの動機づけの根底に存在し,学びを支え,促進させるもとになっている人間の共感性についての考察を行う。

<佐伯 胖プロフィール>
1939年生まれ
1964年 慶應義塾大学工学部管理工学科卒業,同大学院管理工学専攻修士課程修了
1970年 米国ワシントン大大学院心理学専攻 博士課程修了(Ph. D.)
1971年 東京理科大学理工学部助教授,東京大学教育学部助教授,同教授
1998年 東京大学大学院教育学研究科長・教育学部長
2000年 東京大学を停年退職(東京大学名誉教授)
2000年 青山学院大学文学部教育学科教授
2008年 同大学社会情報学部教授,ヒューマン・イノベーション研究センター所長
<主な著書>
『きめ方の論理』 東京大学出版会
『認知科学の方法』 東京大学出版会
『新・コンピュータと教育』 岩波新書
『「学び」を問いつづけて―授業改革の原点』 小学館
『「わかり方」の探究―思索と行動の原点』 小学館

■基調講演2
SFCの挑戦:「未来からの留学生」から未来創造塾へ

慶應義塾大学環境情報学部教授  熊坂 賢次

1990年に,藤沢市に開校された湘南藤沢キャンパス(総合政策学部と環境情報学部)は,「未来からの留学生」というコンセプトのもとで,新しい学びの創発を実践するキャンパスとしてスタートした。それは,AO入試の導入から,文理融合を求めたカリキュラム,そして研究会を核とした研究と学習の一体化など,従来の高度な知識の体系的な伝授を目的とした「教育」体制とは方向性を異にし,「協働的な学習」体制を構築しようと試みるものであった。そこでは,亜未来の社会システムをデザインし創造するために,教員と学生が一緒になって研究し学習しあう協働的プロセスに価値が置かれ,研究の先端性と学習の協働性(福澤諭吉ならば,半学半教)が社会創造に貢献するような実践的な知識創発が強く期待された。

しかも,ここではインターネットをはじめとした先端的な情報環境の基盤整備が自明のように期待され,その上に多様な学習体制を立ち上げることこそがSFCらしい個性だと主張された。インターネットという21世紀を先取りする情報環境がなければ,新しい社会を目指した総合政策も価値がないという前提にたって,2つの学部は双子の学部として相互融合関係を深めていった。90年以降,多くの大学が総合政策学部あるいは環境情報学部を創設したが,この2つの学部を併設させる大学は今もって1つも存在しない。そこがSFCと他の大学との決定的な差異である。

2011年には,未来創造塾の実現に向けて,さらなる一歩が開始される。それは,学生たちの住環境を整備して,研究と学習ばかりか生活とも連動する形で,より一層融合した協働的空間を実現させるばかりか,地元コミュニティとの連携やより広域的な地域との関係も緊密にすることで,ユニークで社会実験的なキャンパスビレッジをも目指している。

このようにSFCの挑戦は止まることがない。SFCの20年近い変革の歴史を語ることで,大学ばかりでなく多くの学習の場において,学びの創発にむけた何かが動き出すようになれば,と願うのである。

<熊坂 賢次プロフィール>
1947年生まれ
1969年 早稲田大学政治経済学部卒業
1976年 慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了
1979年 日本大学農獣医学部専任講師
1990年 慶應義塾大学環境情報学部助教授
1994年 同上教授
2001年 慶應義塾大学環境情報学部長(〜2005)
<主な著書>
『市民参加の国土デザイン』(2001) 日本経済評論社 共著
『創発する社会』(2006) 日経BP企画 共著
<専門領域>
ライススタイル論 ネットワーク社会論 社会調査論

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シンポジウム1 【テーマ:プロジェクトを通じた学びとメディア環境】

実施日時
2008年8月6日(水)14:10〜16:15
開催場所
θ(シータ)館
司会
妹尾 堅一郎(東京大学 CIEC副会長)
パネリスト
北村 士朗(熊本大学大学院) eラーニングの専門家を養成するプロジェクト型実践演習
熊坂 賢次(慶應義塾大学) プロジェクトによる学びの創発とメディア
長岡 健(産業能率大学) 経験学習とプロジェクト型授業
松澤 芳昭(静岡大学) ソフトウェア開発によるプロジェクトマネジメント教育

我々になじみのある授業法の筆頭は何といっても「講義」です。その基本は「知識伝授」,すなわち「確かめられ・体系立てられた・知識を・知っている人から・知らない人へ・順序だてて・教える」ということです。

しかし,授業法は講義だけではありません。セミナー,ワークショップ,ドリル,さらにはケースメソッド,ロールプレイ,エディトリアルメソッド等々多様です。そして最近注目を集めているのが「プロジェクト型授業」です。

欧米では「Project Based Learning(PBL)」とも呼ばれるようです。実際にプロジェクトを行いながら,その遂行に必要な知識習得を行うことに加え,プロジェクト遂行を通じて体験学習を行うことが大きな狙いとなります。実践の中での「気づきと学び」を意図的に促進するわけです。

さて,知は大きく2つにわけることができるでしょう。第一は,既存の確かめられ・体系化された知識です。例えば,化学とか経済学等の制度化された学問における知識です。少なくとも教科書を見れば整然と構成されており,通常の講義内容を構成します。第二は,今・ここで動いている状況から得られる知です。したがって確かめられておらず,また体系的な学問の一部ではないものの,しかしそれに気づいた個々の人にとっては極めて価値ある知です。これは明らかに第一の知と対極にあるものです。単に「形式知か,暗黙知か」ということではなく,「公的知」に対して「個人知」,「科学知」に対して「慮学知」とでも呼ぶような関係かもしれません。

プロジェクト型の学習は,この二つを包含した学びを進め・深めることのできる授業法ではないでしょうか。ただし,プロジェクトといっても,その内容は多彩かつその意味するところも多様です。またメディア環境の進展は,従来と異なるプロジェクト実践を可能にしてくれています。  そこで,「プロジェクトを通じた学びとメディア環境」に注目し,事例紹介と議論を通じて,その理論的背景から実践ノウハウまでを語り合おうというのが,このシンポジウムです。

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シンポジウム2 【テーマ:構成主義による情報教育】

実施日時
2008年8月6日(水)14:10〜16:15
開催場所
ι(イオタ)館
司会
武沢 護(早稲田大学高等学院/大学院教職研究科)
パネリスト
山崎 謙介(東京学芸大学附属竹早中学校)
戸塚 滝登(作家、早稲田大学こどもメディア研究所客員研究員)
情報教育のパイオニア、最近「子どもの脳と仮想世界」を岩波で出版
本村 康哲(関西大学)
Squeakを用いて文学部学生に行ったプログラミング教育
斎藤 俊則(日本教育大学院大学)
タスク指向のEXcel/VBA教育

21世紀に入り,ヨーロッパを中心に先進国の学力観は,生徒が社会に出て実際に能力を発揮できるようにとの考えから,知識獲得から思考力育成へと転換しました。情報化が進んだ社会においては,知識自体の価値は小さくなり,それを応用する能力が問題とされるようになったからです。これを受けてOECDは,国際学力調査(PISA:Programme for International Student Assesment)を実施して新しい学力観の普及につとめています。PISAでは生徒の能力を読解リテラシー,数学的リテラシー,科学的リテラシー,問題解決力に分けて評価の枠組を作り,国際的な学力調査を行っていますが,日本の生徒は2000年の調査では読解リテラシーが世界第8位であったものが,2003年には14位に下がりました。日本人が強い数学的リテラシーにおいても,2000年には1位であったものが2003年には6位に下がり,かろうじて科学的リテラシーのみが両年とも2位でした。

この結果に驚いた文部科学省は,中止していた学力調査を復活させて,学力の実態を把握するとともに,学力復活に向けた活動を開始しています。しかし,現場の学力観は,従来通り知識獲得に終始しており,思考力の育成へと転換されていません。

現実に起る複雑な状況の中で,解決すべき問題が何であるかを主体的に同定し,それを分析,解決するには,関係者との意志疎通が欠かせません。コミュニケーションを含めたこうした能力は,情報システムを構築するための方法論を研究する情報システム学そのものと言ってよいでしょう。教育分野においても,「学習とは主体的に『意味を作り出していくプロセス』であり,単なる『知識の転移』ではない」とする構成主義の教育研究が始まっています。

このシンポジウムでは,何かの作り方を学ぶだけではない,問題領域で問題解決を図る新しい情報教育について議論します。

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シンポジウム3 【テーマ:ケータイとモバイルがもたらす新しい学習環境】

実施日時
2008年8月7日(木)9:30〜11:30
開催場所
Ω(オメガ)館
司会
若林靖永(京都大学)
パネリスト
加藤 文俊(慶應義塾大学) 携帯を用いた社会調査
坂本 憲志(アップルジャパン株式会社) ポッドキャスティングによる学習展開
武山 政直(慶應義塾大学) ケータイと学習

現代の私たちのコミュニケーション環境は近年急速に変わりつつあります。特にインターネットの普及,ブロードバンド化とともに,携帯電話が小中学生から高齢者まで広く普及したことが注目されます。

携帯電話やiPodなどの携帯端末は,本来の機能であったはずの通話や音楽鑑賞ではなく,メール,携帯サイトの閲覧・投稿,ショッピング,ゲーム,音楽,動画視聴と,多様なコミュニケーションを実現する私たちの日々の生活に不可欠なツールとなっています。このことがもたらす「陰」の部分として,携帯メールへのコミュニケーション依存や裏学校サイトなどの攻撃的なページなどが指摘されていますが,他方でこのことは子どもたちの,あるいは成人の新しい学習の機会・環境を提供する可能性にも注目が集まっています。

今回のシンポジウムでは,モバイル,つまりいつでもどこでも自分とともにあるコミュニケーション環境の登場が,学習・教育のあり方にどんな可能性や課題を提示しているのか,探っていきたいと思います。たとえば,携帯電話のカメラ機能とメール機能等を活用して,多人数によるフィールドワーク,社会調査を展開することが可能となります。また,大講義授業では教員からの一方向授業になりがちでしたが,携帯電話で授業用ページにアクセスして授業の感想や質問を授業時にリアルタイムで入力することで,大講義でありながら学生との双方向コミュニケーションを広げることが可能となります。ある項目の説明が理解できたかどうかをその都度受講生に携帯電話を通して投票させることで,授業の理解度を確認しながら授業のすすめ方を改善することもできるようになります。iPodはいつでもどこでも気軽に繰り返し外国語学習をすすめられるツールに変身しますし,Podcastingを通じて教材を適時に配信することが可能となりました。VideoPodcastingにより授業動画そのものを配信することもできるようになりました。

このようにいつでもどこでも,一人ひとりとのコミュニケーションを大事にすることがより新たな学習者の主体性と経験を引き出しつつあるようです。このような新たな可能性をともに学び探る機会にできればと思います。

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シンポジウム4 【テーマ:情報技術と日本語】

実施日時
2008年8月7日(木)9:30〜11:30
開催場所
Ω(オメガ)館
司会
大岩 元(帝京平成大)
パネリスト
片桐 ユズル(京都精華大学名誉教授)
記号と現実の関係を考える「一般意味論」の研究者で、Graded Direct Method による英語教育と日本語教育、身心の緊張を除くアレクサンダー・テクニークの指導者
筧 捷彦(早稲田大学)
情報技術者育成における日本のキーマン、日本語プログラミングを研究中
味岡 伸太郎(デザイナー&アーティスト)
「小町」、「良寛」など日本語フォントデザインの第一人者、 三遠南信(三河遠州南信濃)の地域情報出版を行なって地域文化レベル向上に貢献
岩崎 美紀子(岩崎言語プログラム開発)
教育システムとして画期的な日本語教育法を開発

日本の情報化は、世界一のコストをかけていますが、その効果については年金問題に代表されるように、問題山積です。こうした状況を生んでいるのは、日本語の壁が生む情報技術鎖国です。他国では専門教育を受けた人間が行なうソフトウェア開発を、日本では仕事がたくさんあることから、専門教育を受けていない人に作業手順だけ教えて仕事をさせています。この結果、専門知識があればあり得ない状況が方々で見られます。

情報技術者の不足は世界的な傾向で、外国人技術者に仕事を委ねることは、先進国共通です。しかし、英語が話せる技術者はいても日本語が話せる情報技術者は少数です。少子高齢化の日本では、外国人に日本語を学んでもらって日本の仕事をしてもらわなければならないことは、情報技術に限らず今後拡大していくでしょう。そこで問題になるのは、日本語教育です。効果的な日本語政育が、情報技術者教育とともに望まれるところです。

日本人は、日本語でしか考えることができません。しかし、数学記号はヨーロッパ語を略記したものです。日本語では「xの関数f」という所を”the function f of x"を略記したf(X)を使わされています。数学も、実は英語でやらされていると言ってもよいのです。この結果、深く考えずに記号操作が巧みに行なえる生徒が数学が得意であるという状況を生んでいます。

CUIからGUIに変った時、英語の語順から日本語の語順に変ったことからも分るように、日本語の語順は、情報処理に適したものです。こうした日本語の特性を生かして、日本語でプログラムを書く試みが行なわれてきましたが、最近のコンピュータの高性能化は、こうした状況を実用的なものにしてくれそうです。日本語教育、日本語フォントデザイナーの第一人者をお招きして、日本語の問題を総合的に考えてみたいと思います。

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イブニングトーク

実施日時
2008年8月6日(水)18:30〜20:00
開催場所
κ(カッパ)館   ε(イプシロン)館

イブニングトークは参加者のみなさん自身で作る企画です。企画を立てたい方は参加申し込みの際,テーマと趣旨をご記入ください。Webで紹介をします,参加者が興味のあるテーマに分かれてお弁当を食べながらざっくばらんに語り合います。みなさんの思いを伝え合い,実際の授業や活動に生かしていきませんか。現在,次の企画が出されています。興味あるテーマにご参加下さい。


■ 1.「授業法研究部会をつくりませんか?」

趣旨
学びを促進する授業法について、またメディア環境下における授業法のあり方について考える研究会を立ち上げたいと思います。昨年のイブニングトークにお集まりいただいた「社会人教育」に関心を持たれている方々も、その発展的な研究部会としたいので、ぜひご参加いただければと思います。
参加対象
大学・社会人の教育研修関係者。もちろん小中高の先生方も歓迎です。

妹尾 堅一郎(東京大学)

■ 2.「短期集中講習でタッチタイピングを習得!!」

趣旨
鹿大水産学部では、約150名の新入生を対象として、1単位(2日間)の集中授業と1週間程度の自習によって、ローマ字入力と英字入力を習得させています。参加者のみなさまと、ノウハウや悩みの交流ができればと思っています。CIEC TypingClub へのご要望も聞かせてください。
参加対象
タッチタイピングの習得に関心がある方

板倉 隆夫(鹿児島大学)

■ 3. 日韓交流シンポジウム参加者のみなさん、および、参加してない方でも、韓国の情報教育に関心のある方で集まれたらと思います。さらに、アジア諸国の情報教育に関心のある方にも、お集りいただけたらと思います。

鍵本 聡(関西学院大学)
小林 昭三(新潟大学)・【国際活動ワーキング】

■ 4.「英語教育におけるネットとPCの利用」

趣旨
従来の教師の自主教材からネット教材ほか発音練習への応用などの可能性を話し合いたい。
参加対象
英語教育に関心をお持ちの方

とち木 健八(三重県立松阪工業高等学校)

■ 5.「初めての moodle 体験」

趣旨
moodle 操作の一巡りを体験していただきます(PC持参)。また、主に関西の高校教員を対象に、「大学の moodle の高校等への開放」という研究の協力者を募集しています。(server は大学側で用意・管理。ほぼ自由に使えます。技術的な質問や来校要請にも可能な範囲で応じます。)
参加対象
moodle を使ったことがない方
追記
本学の『FD に役立つ moodle の活用事例』を無料配布します。

石川 高行(大阪国際大学)

■ 6.「大学生協パソコン講座スタッフ交流会」

趣旨
事例交流も行いますが堅苦しいことは考えず、スタッフ同士の交流の場所になればいいな、と思っています。全国に仲間がたくさんいて、様々な取り組みが行われている事を知る場にして、今後の講座に活かしていきましょう。なお、このイブニングトークは「CIEC 大学生協職員部会」との共催です。
参加対象
大学生協でパソコン講座を企画・運営している、もしくはこれからやってみようと思っている学生・生協職員

島田 祐一(信州大学生協)

■ 7.「テキストベースのプログラミングの愉しみ」

趣旨
テキストベースでプログラミングすることを、特にオブジェクト指向のプログラミング言語・スクリプト言語を中心に紹介していきます。Mac OS X上でのAmbrai Smalltalk、ScrIDEを利用した、Python, Ruby, Lua, そしてAppleScriptとJavaScript(ECMAScript)で楽しく快適にプログラミングしていく内容を紹介します。
参加対象
Macらしいプログラミング教育を愉しみたい人

箕原 辰夫(千葉商科大学政策情報学部)

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初めて参加された皆様へ

実施日時
2008年8月6日(水)12:10〜12:50
開催場所
ι(イオタ)館

はじめて PC Conference に参加された皆さん,CIEC にいろいろと提案(注文)をしてみたいと思っているみなさん,是非,お集まりください。CIEC の副会長や事務局長が,みなさんに CIECの紹介をさせていただくとともに,みなさんからの CIEC への疑問,注文などにお答えします。

CIEC は創立 12周年を迎えました。教育のあり方を見つめながら,教育現場での PC やインターネットを始めとする情報機器の活用のあり方を研究しています。CIEC 発の研究成果や提言を行うためにも,新進気鋭のみなさんの CIEC への加入,そして, CIEC の活動に対する提案が,求められています。

お弁当を食べながら,「PCC の楽しい歩き方」を模索できたらと願っています。

担当:CIEC会長 副会長 理事

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IT(Information Technology)フェアインデキシング

実施日時
2008年8月6日(水)13:00〜14:00
開催場所
θ(シータ)館

今回新しく,初日の全体会・基調講演とシンポジウムの間に「インデキシング タイム」を設けました。インデキシングとは「目次」のことです。ITフェアに出展の各社が,ステージ上でPCC出席者のほぼ全員にむかって1分間の「私のブースは面白いぞ」「新製品なので来てね」とアピールをすることができるのです。つまり,ブース全体の「目次」セッションです。これを見た参加者が後で面白そうなブースへ殺到することになります。

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IT(Information Technology)フェア

実施日時
2008年8月6日(水)14:00〜18:00
2008年8月7日(木)10:00〜18:00
開催場所
生協south食堂

恒例の企画IT(Information Technology)フェアには,毎年多くのコンピュータや教育関連企業の方にご出展をいただいております。最新情報が得られ,実際に機器やソフトを試すことができます。教育・研究素材の収集や交流の場として参加者から好評を得ております。

ITフェアの詳細はこちらから

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プレカンファレンス

実施日時
2008年8月5日(火)13:00〜15:30
開催場所
ε(イプシロン)館
テーマ
「いつでもどこでもモバイル学習-Podcast Producerによる環境構築と教材コンテンツ作成-」
参加条件
今回はPCをご持参いただく必要はありません。会場にご自分のPCを持ち込まれる場合は,使用するアプリケーションがMac OS専用ソフト(iLife'08)ですので,Mac OS搭載機に限ります。なお,参加費用は無料です。

近年,モバイル学習のツールとして,iPodなどの携帯端末を利用した自学自習の試みが教育現場で実践されるようになってきました。一方,教材コンテンツ配信の手段として従来のストリーミングに代わるPodcastingが注目を集めています。

今回のプレ企画は,「いつでもどこでもMobile Learning」を具体的に実現する方法として,iLife '08を活用した,誰にでもできるPodcast教材コンテンツ作成のワークショップと,Mac OS X Serverに標準搭載されたPodcast ProducerにMacBook,HDビデオカメラなどを組み合わせたシステムのチュートリアル(デモを交えた概要説明)を同時に開催いたします。

定員
A. ワークショップ(同一内容を3回実施、1回あたり定員20名)
     実施時間枠
        A1ー13:00〜13:40
        A2ー13:50〜14:30
        A3ー14:40〜15:20
B. チュートリアル(1回のみ実施、定員70名)
     実施時間     13:50〜14:30

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■分科会の時間割編成等詳細は6月20日(金)以降下記からご覧下さい。
    http://www.ciec.or.jp/event/2008/report/index.html