ポスター立ち会い時間:2022年8月12日(金) 12:35 - 13:35
11. ボランティア主体と傾聴を中心にした授業の成果と課題
- 発表キーワード
- ボランティア
- 傾聴
- 学びの場
2013年から始めた授業は、学外からの授業ボランティア主体である。昨年度はオンライン授業であった。ボランティアとともに、見学者ものべ100名以上が参加した。授業は、ボランティアが15回授業を進行していくが、見学者は学生だけのグループにも自由に参加する。しかし、学生とは、学生同士のやりとりを傾聴することであった。徐々に見学者は学生に対してコメントするにしても、常に傾聴が前提であった。 この授業の目的は、学生が自律的学習者として成長することであり、教師の役割が学生に教えるよりも、多様なステークホルダーが集まる学びの場を創ることである。授業ボランティアが主体であって、学生には傾聴で接するという授業は、教師のインプット主体で、学生への「指導」をおこなう通常の授業とは大きく異なっている。 このような授業が学生にとってどのような意味を持ち、結果的に学生がどのような成長をしたのかについて論じる。