外国語授業におけるコンテンツ駆動学習の導入

発表キーワード

高等教育

CLIL

中国語

大学の外国語教育は、高い動機付けを必ずしも持っていないこと、学力格差が大きくなりやすいことといった問題を抱えている。そのため実用的なコミュニケーション活動を導入したり、コンテンツ中心のいわゆるCLILを採用するなどして学生の動機付けを高める試みが行われている。ただ、初習外国語では、英語のような高校までの積み上げがなく、コンテンツを十全に利用できないため、実用的なコミュニケーション能力を追求するのも難しいし、CLILの採用も困難である。そこで、CLILの、コンテンツの部分を「自分の興味ある分野を追求するためのスタディスキル」に置き換えた授業を構想、3年間の授業実践を行い、一定の成果を上げることができた。