口頭3-C-22022年8月12日(金) 15:20 - 15:45会場:202A
オンラインテストを知った学生に対しての対面式試験に戻す意義と条件
- 発表キーワード
- 対面式試験
- オンラインテスト
- 性善説
コロナ禍による通信制60単位制限の例外規定も終わり,多くの大学では対面式の講義にマスクを付けたまま戻ることになった。しかしこの2年間でレポート評価が定着し,試験の多くもオンラインテストとなることで,持ち込みや相談等については性善説に立つ在り方を多くの受講生が体験することとなった。中にはZoom等ビデオ会議を付けての実施やQuilgoなどシステムの機能を利用した監視の方法も存在するが,プライバシーの問題等もあり技術的な面をクリアできたとしても全ての大学・教員が即時に実施できる状況とは言えない。一方で対面での筆記試験等については(運用としては性善説的な場合があっても)持ち込み制限や監視体制等は性悪説的な在り方に基づく。本報告ではこうした性善説的な持ち込み・監視に対する在り方であるオンラインテストを知った学生に対して対面式試験を行う場合の影響について報告を行う。