ポスター立ち会い時間:2022年8月12日(金) 13:35 - 14:35

4. プログラミングの学習可能性を事前に把握するための素養診断テスト

荒木 諒(三重大学)

発表キーワード
プログラミング能力
素養診断
プログラミング学習

プログラミングは多くの人が習得するべきスキルとなり,プログラミング教育は重要視されている.プログラミング教育は学習者の素養によって理解度に大きな差が生まれ,素養の無い学習者がプログラム作成に時間がかかり,演習を早く終わらせてしまった学習者は講師からのスキルアップのための指導を受けることができず,時間を持て余してしまう問題がある.プログラミング教育はそれぞれの学習者のレベルに適した教育が必要である.本研究では,プログラミングの学習に苦労する学習者を事前に把握できるようにするためのプログラミング素養診断テストを開発した. 89名のプログラミング未学習者に素養診断テストを実施した結果、30名が要指導学習者と判別された.半期の科目の終了後,このうち11名がプログラミング能力を十分に獲得できなかった.また,不合格者10名のうち7名が要指導学習者であった.