ポスター立ち会い時間:2022年8月12日(金) 12:35 - 13:35

7. 日本語学習者の作文からの誤り検出 ―形態素解析時のラティス値による誤り検出―

村田 紘基(三重大学大学院工学研究科電気電子工学専攻計算機工学研究室)

発表キーワード
誤り検出
作文添削
形態素解析

本研究では,日本語を第二言語として学習するための作文授業の支援をめざす。作文授業では学習者の作文を添削する教師の負担が重い。これまでに我々は,授業中に発生した誤りをもとに決定木を機械学習することで作文中の誤りを自動で検出できるシステムを構築した。しかし,この手法では作文を形態素解析器により,ある程度正しく形態素に分割できていないと効果を発揮しない。そこで,形態素解析がうまく働かない場合を検出し,それを除外することで,誤りの検出能力の向上をめざす。本稿ではその第一歩として,形態素解析時のラティス値を分析することで,形態素解析がうまくいかない箇所の検出を試みる。