口頭2-B-62022年8月12日(金) 12:00 - 12:25会場:202B

コロナ禍における子どもの学びと居場所づくりを目指したオンラインプログラムの実践

鈴木 あこ(茨城大学人文社会科学部)

発表キーワード
オンラインプログラム
サードプレイス
学び支援

本論文では、コロナ禍でも子どもたちの創造性ある学びを止めないために実施した完全オンラインでの伴走プログラム「カタリバオンライン」について、その活動内容と実践結果を報告する。「カタリバオンライン」とは認定NPO法人カタリバが2020年に開始したものであり、その中で著者は伴走者として参加者の子どもたちをサポートし、安心できる居場所づくりを目指して活動を行ってきた。継続的な関わりを通して、対面コミュニケーションと同等あるいはそれ以上の学びを、子どもたちが得ていると思われるような事例が多く見られた。具体的には、参加者同士で親密な人間関係を築くこと、周りの子どもや大人に倣って物事を吸収すること、自主性が育つことなどが挙げられる。ICTを活用した完全オンライン活動に大人は何ができるのか、現在進行形で成長している団体事例をもとに考察する。