ポスター立ち会い時間:2022年8月12日(金) 12:35 - 13:35

13. 情報スキル教育におけるコンピュータ適応型テストの運用検討とナレローの有効性

神山 博(青森公立大学 経営経済学部)

発表キーワード
基礎情報教育
課題研究型授業
コンピュータ適応型学習

近年の大学生は高校で「情報」を履修してきているが、25年度以降の入試に「情報」を課さない大学では入学時の知識やスキルに大きな差のあることが予測され、初年次情報科目では「専門科目の修得に資する力の獲得」という本来の目的に加え、基礎スキル不足を補えるような内容・構成で設計する必要がある。本学ではコロナ渦以降、課題研究型の自学自習を軸に、記事型教材「日経パソコンEdu」による課題研究と、オンプレミス型の実習・成績管理システム「ナレロープレミアムシステム」を併用することで、学生の知識と操作スキルおよび取り組み姿勢が大幅に向上することが明らかとなっている。今年度は特にナレローに実装されているコンピュータ適応型テスト(CAT)の終了判定条件や試験時間等の調整をした結果、授業内外での受験のしやすさが大きく改善した。大会ではこれによる波及効果としてナレローのCAT, CALの有効性を評価した結果を報告する。