ポスター立ち会い時間:2022年8月12日(金) 12:35 - 13:35
5. 英語の発音指導に対する音声認識エンジンの利用可能性の調査
- 発表キーワード
- フォニックス
- 音声認識
- 個別学習
三重大学の工学部と教育学部の共同研究としてフォニックス学習用iPadアプリケーションの開発・授業実践を行っている.学習・テスト・録音/再生の機能を備えているが発音の良し悪しの判別機能は提供していない.児童が自分では,また,英語を得意でない教師が発音の良し悪しを判断できないことが問題となっている.AI技術の進歩によりiPhoneのSiriなどのように音声認識が実用化されている.これらで使われている音声認識エンジンは他で利用できるようにAPIが公開されている.本研究の目的は音声認識エンジンを著者らのアプリケーションで利用できないか検討することである.調査の結果,英語のフレーズについては利用が難しいこと,また,英単語については無声音と破裂音を除けば利用できそうなことが分かった.フレーズについては適切な発音でなくても認識してしまうこと,無声音と破裂音については認識が難しいことがその理由である.