ポスター立ち会い時間:2022年8月12日(金) 13:35 - 14:35

18. 1人1台端末と学習支援システムを活用した児童の推敲活動を促進する実践とその効果

福島 耕平(北海道教育大学 大学院教育学研究科 高度教育実践専攻)

発表キーワード
推敲
共有・交流
学習支援システム

小学校において,教員は児童の「書く力」を育成するために,誤字脱字・文の修正・文章の構成等,基礎的な指導から文章全体の構成に至るまでの添削をおこなうが,添削された文章を書き直す活動は,児童にとって学習意欲をかき立てられるものではない。そこで,本研究では,小学校の日常的な教科学習において,児童1人1台端末と学習支援システムを活用し,児童が書いた成果を共有・交流する活動をおこなうことで,児童の推敲活動が促進されるか検証をおこなった。実践をおこない,児童の推敲前後の作文や交流の際のコメントを分析したところ,教員の添削指導がなくても,友達の書いた成果をみることや書いた成果に友達からコメントをもらうことで,児童の推敲活動が促進されることが明らかになった。