口頭2-C-22022年8月12日(金) 10:00 - 10:25会場:303

自身のパフォーマンスの分析がタッチタイピング習得に与える効果

阪上 潤(立命館大学)

発表キーワード
タッチタイピング
振り返り
大学生

生徒一人に一台のパソコンと言われ、ますますコンピュータを使いこなす技術が必要になるが、その中で基礎となるのはタイピング能力である。しかし、タイピングに自信が無い大学生は多く、筆者が大学1回生に実施したアンケートにおいても、タイピング能力が必要と感じる一方、タイピングが苦手であると回答した学生が多く、タッチタイピングを習得する方法も確立されていないのが現状である。そこで本実践では、プレゼンテーションなどで効果が実証されている、自己のパフォーマンスの振り返りをすることで、タイピング能力の向上を目指した。大学1回生のCALL授業を対象に、ある程度練習が進んだ学期途中で、自身のタイピングの様子を録画し、それを視聴したうえで改善点を分析する活動を行ったところ、学生の中に様々な気づきが生まれ、また学期の最後までペースが落ちることなくタイピング速度が上がったことから、有効な活動である可能性が示唆された。