口頭4-C-22022年8月13日(土) 10:00 - 10:25会場:202A
VR空間内での活動を経験的記憶につなげる外国語教育
- 発表キーワード
- VR
- 体験学習
- 外国語教育
近年普及が進むソーシャルVRプラットフォームでは、音声ばかりでなく、文字の3D表示や3DCGの取り込み、PC画面の共有など様々な媒体を活用して他者と交流し、協働作業を行うことが可能である。 本研究はソーシャルVRプラットフォームであるMozilla Hubsを活用して、VR空間での中国語教育を行い、その効果について検証を行なったものである。 本研究の特徴はVR空間内での「体験学習」を試みた点で、3DCGで作成した建物の中を中国語の音声を聞きながら上下に移動して、中国語特有の抑揚を体感したり、中国語による指示に合わせて3DCGを移動させ、音声が意味する内容を視覚的に理解する、というような「体験」を通して学ぶ学習法を試みている。このような学習法は学生の興味を引くばかりでなく、体験した学習内容が経験的記憶として長く留まり、学習内容をより有効に定着させることが期待される。