口頭3-C-52022年8月12日(金) 16:50 - 17:15会場:202A

反転ゼミ形式による多大学で連携するオンライン研究交流の試み

後藤 正幸(早稲田大学 創造理工学部 経営システム工学科)

発表キーワード
オンラインゼミ
データサイエンス
反転学習

高等教育機関である大学では,研究室配属後のゼミや研究活動において様々な研究指導やゼミ(議論のための研究会・発表会)が行われているが,その際,学生が発表資料を準備し,プレゼンテーションを行い,その後で質疑や教員による指導(コメント)が行われるスタイルが一般的である。しかし,このような方法では,聴講参加している発表者以外の学生にとっては,リアルタイムで発表内容を理解し,深い議論に参加することがしばしば高いハードルとなってしまう。これに対し我々は,データサイエンス分野を題材にした他大学連携の研究交流ゼミを対象とし,反転学習の考え方をゼミ発表にも導入することで,聴講参加側の学生からの議論参加を促すと共に,リアルタイムの発表会におけるディスカッションの密度を最大限に高めるような方法を検討し,反転ゼミ形式による多大学連携オンライン研究発表会を設計し、実施を通じて実証的にその効果を検証したので報告する。