17. 既存学習語彙表の再評価の試み －学習サービスの視点から－

発表キーワード

語彙表

サービス

語彙リストは、短時間で素早く効率よく学習するための資料として存在価値がある。しかしながら、言語情報処理技術が大衆化し、機械処理による言語分析が進むにつれ、多種多様な語彙リストが公開され流通されると、今度は語彙リスト自体をどのように選択すればよいのかという負担感が増えてきた。語彙リストの良し悪しについて、その問題の大きさや深刻度を定量的に測定し、客観的に求める尺度や測定法の必要性も生じている。 本発表では、既存の学習語彙表を収集・集約して分析を試み、再評価の結果を報告する。具体的には難易度、頻度を指標とした各語彙リストの性格や特徴を解明する。本研究は、最終目標となる語彙リストの利用における有効性、効果、満足度の調査を通じた言語学習サービスにおけるコンテンツ開発に位置づけられる部分である。