小学生のWeb検索でデジタルシティズンシップを育む「ログ共有システム」の環境整備

発表キーワード

GIGAスクール構想

Web検索

小学生

GIGAスクール構想で貸与された端末の一番多い使い方は情報検索と言われているが、ほとんどの自治体でWebのアクセス先がフィルタリング設定がされており、子どもたちは制限がある中で端末を使っている状況がある。加えて、自治体や教育委員会側はＷｅｂサイトの増加に対応しながらアクセス許可と禁止の設定を継続し続けなければならず、フィルタリング機能の運用がイタチごっこ的な業務の煩雑さを生んでいると言える。そこで、教員や教育委員会の声を元に「Webみまもりシステム」の実験運用を附属学校と公立学校の２校で開始した。機能は児童生徒が使用したPCのWebアクセスログを保護者と担任が自身の端末で確認できる単純な仕組みだが、子どもたちが自制して端末を使用するようになり、担任や保護者からも好評を得ている状況となった。本発表では「Webみまもりシステム」の導入に至るまでの環境整備や、運用状況などについて報告を行う。