オブジェクト指向プログラミング（OOP）の学び方を考える

発表キーワード

Object-OrientedProgramming(OOP)

Python

計算論的思考

入門者がプログラミングを学ぶ場合，オブジェクト指向プログラミング（OOP）は，手続き型プログラミングほど容易ではなく，かなりハードルが高いことがよく知られている。本報告ではPython を使うOOPで，この難しさを軽減する学び方を，下記の立場から詳しく検討した。・OOPにはSmalltalkとC++の二つの系統があり，OOPの概念や用語の意味するところが言語によりかなり異なっていることを知って学ぶ。・手続き型プログラミングからOOPへの拡張の視点からOOPを学ぶ。・クラス，オブジェクト，メソッドなどの基本的な用語の原義を理解する。・OOPにおける計算論的思考（computational thinking）について学ぶ。・OOPにおけるプログラム作成者の俯瞰的視点の重要性を学ぶ。・OOPが本領を発揮するゲームプログラミングやGUIアプリの作成について学ぶ。