口頭4-A-52023年8月19日(土) 11:30 - 11:55会場:406

体感しながら学ぶAIとデータサイエンス入門授業の試み

金光 安芸子(Wolfram Research, Inc.)

発表キーワード
データサイエンス
文系
プログラミング実習

AIとデータサイエンス入門授業において,講義で学ぶ内容をプログラミング実習で体感することは,仕組みを理解するために非常に重要である.ただ,プログラミング言語に馴染みのない学生にとって,言語を学ぶこと自体が負担になることは望ましくない.Wolfram言語は,統計などの数学関数はもちろん,自然言語処理や機械学習など,AIとデータサイエンスに欠かせない高度な関数が豊富に揃っているプログラミング言語であり,非常に短いプログラムで講義の内容に沿った実習が可能である.本報告では,文系女子大学で「講義+Wolfram言語による実習」という授業形式で半期行った実践事例と,学生が取り組んだアートプログラミングやワードクラウドの作品を紹介する.今回の試みが,理系の専門ではない大学や小中高において,AIとデータサイエンスをプログラミング的思考と共に楽しく学べる教材になりうると考える.