口頭4-C-32023年8月19日(土) 10:30 - 10:55会場:303

美術大学におけるプログラミング教育の変遷と事例紹介

野村 松信(秋田公立美術大学)

発表キーワード
プログラミング教育
Processing
PBL

本学は、美術学部美術学科のみの単科大学である。1995年に美術系短期大学として開学し、2013年に4年制大学となり10年を迎える。まず、短期大学時代から現在までのプログラミング教育の変遷を紹介する。当初は、情報工学系のベーシックなプログラミング教育を実施したが、美術系学生に必要なプログラミング技術の習得を目標に、数年ごとに改良してきた。基本的な知識・技術の学習と共にアートやデザインを学ぶ学生にとって学習しやすいグラフィカルなインターフェースを持つプログラム開発環境でのプログラミング教育を導入した。美術系大学でのプログラミング教育は、芸術の表現素材の一つであるとの考えから、現在は、Processingによる教育が中心となった。その成果(作品)の一部を紹介すると共に、数年前から開始した領域横断型PBL演習による異なる専門分野の学生と連携したプログラミング教育について紹介する。