口頭1-A-72023年8月18日(金) 11:30 - 11:45会場:201A

ブロックチェーンで研究者を守る

齋藤 広也(横浜市横浜サイエンスフロンティア高校3年)

発表キーワード
ブロックチェーン
学術論文
ビジネスモデル

ブロックチェーンを用いて学術論文を一括に管理することで、学術コミュニティにおける「研究不正の抑制」、研究者の「稼ぎの幅を広げること」を可能にするシステムの構想とそのビジネスモデルの提案をする。 近年、日本の一部の研究者が研究データの改ざん及び盗用している事例が報じられている他、日本の研究者がその研究量に見合った収入を得られていないことがある事実を知った。調査を進めると、日本の学術コミュニティが閉塞的であるがゆえに、研究者を扇動し強い競争心を芽生えさせていることが分かり、そのことが上記の状況を引き起こす原因の一つだと推測した。そこで、学術論文を学術雑誌に掲載するだけでなく、インターネット上にも広く公開することによって学術コミュニティが解放的になり、現状況が緩和すると考えた。その管理をブロックチェーンで行う。また管理側と掲載側、そしてその読者の三者関係をビジネスモデルで捉え社会的価値を提起する。