口頭1-A-82023年8月18日(金) 11:50 - 12:05会場:201A

快適な住まいと窓の関係~日光の入り方と室内温度の変化~

榎屋 結(長崎県立長崎南高等学校3年)

発表キーワード
温度調節
窓の位置
日光の入り方

本研究の目的は、日光の入り方を利用し、窓の位置によって変化する住宅内温度を明らかにすることである。温度調節をすることで、エアコンから排出されるCO2の量を減らし、SDGsの7番目の目標「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に貢献できると考えたことが研究の動機であった。研究方法として、模型(1辺30㎝の立方体)の1面を縦3×横3に9等分し、その1か所を窓と見立て穴をあけた模型を9パターン用意する。その模型から20㎝離した場所に白熱電球を冬至・夏至の南中高度に合わせて照射し、模型内の温度差を20分間測定した。なお、測定は9パターンを冬至・夏至のそれぞれ2回行った。気温が低い冬は温度差が大きい場合を快適、気温が高い夏は温度差が小さい場合を快適と定義した。定義に従い、データにそれぞれ1~9位までの順位をつけ、その順位の合計値が最小の窓の位置を最適とした。その結果、左中部の窓の位置が最適であった。