口頭4-B-32023年8月19日(土) 10:30 - 10:55会場:304

RPAによる文書保存機能を有する電子決裁システムの開発

佐合 尚子(愛知教育大学 総務・企画部 企画課)

発表キーワード
電子決裁システム
RPA
DX

内閣府が行政文書の電子化を進める方針を示している。大学事務の業務効率化の点からも、文書を電子決裁して電子データとして保存することが望まれている。一方、本学では現在印刷物によって決裁を行った後、紙ファイルに保存しており、電子決裁に変更することに抵抗のある事務職員が多く存在する。我々は、まず電子決裁を導入すれば業務が楽になることを各事務職員に実感してもらう必要があると考え、操作方法の簡単な電子決裁システムを開発することにした。本稿では、本学の業務に合ったRPAによる電子決裁システムの開発を行ったのでそれを報告する。本システムは、決裁者がひとりずつ順に決裁をしていき、決裁者全員が承認すると指定したフォルダに原議書・添付ファイル・決裁ログを自動で保存するというシンプルな動作をする仕組みを採用した。また、将来的に市販システムに移行することを前提として容易にデータ移行できるよう設計した。