ポスター立ち会い時間:2024年8月18日(日) 13:40 - 14:40

2. テスト駆動開発手法によるプログラミング演習

宮崎 壮麻(三重大学 )

発表キーワード
プログラミング
テスト駆動開発

プログラミング教育における学習支援をおこなう上で、教員にかかる負担が問題視されている。これに対して当グループはこれまでPROPELというプログラミング学習支援ソフトウェアの研究・開発をおこなってきた。本システムでは、学習者に対してエラーの早期発見やプログラミングコードの可視化、学習状況の把握機能によりシステムによる学習内容理解の向上を促してきた。しかし、現行のシステムでは学習者全員が真に授業内容を理解できているとは言えない。特に、学習者は自身のコードがどの程度、課題の要件を満たしているのかを把握できておらず、検証が不十分なまま課題を終えている。そこで、私はテスト駆動開発によるプログラミング学習の支援機能を追加する。これにより、学習者はコーディング作業前にあらかじめテストケースの設計をおこない、ケースを満たすようにコーディングする。そのうえ、実行前に自動テストを実施し、要件を満たすよう補助する。