ポスター立ち会い時間:2024年8月18日(日) 13:40 - 14:40

4. 多人数演習において多くの学習者が自信を持てない箇所の検出・集計

鈴木 康平(三重大学 )

発表キーワード
記述式演習
入力過程
自信がない箇所の検出

記述式演習は、学習者が解答を作成するため、完成した解答だけでなく作成途中の様子を観察することで、講師は学習者の理解の状況を知ることができる。我々の研究グループでは、計算機を用いて記述式解答を入力する過程を解析することで、学習者が自信を持っていない箇所を検出することを試みてきた。この手法では、学習者の解答の入力過程を収集し、学習者の入力速度の低下や入力の中断に着目して、自信がない箇所を検出し、その箇所を講師に提供してきた。本稿では、これを多人数で実施する演習で使用するために、多くの学習者が自信を持てない箇所を講師に提供することを試みる。これまでの手法では各学習者が自信を持てない箇所を検出するのに留まっていたため、多くの学習者が、「どこに」自信が持てなく、それに対して「どのように」記述しているのかを、集計しわかりやすく提供する手法について検討したので報告する。