ポスター立ち会い時間:2024年8月18日(日) 13:40 - 14:40

6. 踏切道の交通渋滞問題における改善策のMASを用いた効果の検討

小峯 玲奈(お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 理学専攻 情報科学コース )

発表キーワード
マルチエージェントシミュレーション
交通渋滞
GISデータ

交通渋滞は人や車だけでなく、経済的な損失や環境への悪影響など様々な問題に対して影響を与えている。特に踏切渋滞は都市部における交通渋滞の大きな要因の一つとなっており、安全性や地域分断への影響をはじめとした問題が多く、早急に対応を講じる必要がある。しかし、現在の主な改善策は高架化や歩道橋の設置といった抜本的なものであり、効果的である反面、多額の費用や工事期間が必要となることから問題解決が難しい踏切も多くある。そこで、本研究では踏切を原因とする渋滞に着目し、マルチエージェントシミュレーションを用いた交通渋滞モデルの構築およびモデルを利用した改善策の効果の検討を目指す。さらに、周囲の道路状況など踏切以外の要因も反映できるようGISデータを用いたモデルへの拡張を行う。