11. 複言語学習のススメ　－文字講座を通した音と文字の学び方－

発表キーワード

複言語学習

オンライン講座

ICT支援外国語学習

大阪大学では2019年より市民講座「複言語学習のススメ」を実施している。複言語学習は、挨拶や自己紹介などの表現を複数の言語で並行して学習する。学習時に文字を使わず、聞いた音をそのまま表現するということに重点を置いており、受講生は何度も発音し、学習内容をビデオで記録・共有し、互いに学び、理解を深め合う。2022年からは次のステップとしてアルファベット以外の文字を学習するオンライン講座を開講した。 文字講座は韓国語、ロシア語、ペルシア語、ヒンディー語、タイ語を開講し、複言語学習で学習した挨拶や自分の名前を書けるようになることを目標とした。講師が各言語の文字の成り立ちなどについてのデジタルコンテンツを作成し、受講生が普段書きなれない文字の学習を支援した。 本発表では、2年間実施した文字講座を振り返り、複言語学習における音と文字の学び方について検討する。