ポスター立ち会い時間:2024年8月18日(日) 13:40 - 14:40

12. VRを活用した新たなeラーニング中国語教材の開発ー語学学習の未来像ー

簡 珮鈴(九州大学 )

発表キーワード
仮想現実(VR)
eラーニング教材開発
中国語教育

本論文は、仮想現実(VR)を活用したeラーニング中国語教材の開発を通して、より良い世界のための新たな語学学習の未来像を追求するものである。ホリスティック・アプローチを念頭に、体験学習ベースの360度VR中国語教材の開発過程とその成果を報告する。本教材の最終的な目標は、単に中国語の表現を学ぶだけではなく、学習者が他人との交流を深めるために自分の考えを持つことである。学習者は、台湾中部の古都、鹿港を舞台に、登場人物の1人に成り代ってVRによる旅とその中での出会いを追経験する。その過程で、現地の人たちの考え方、取り組みについて知る。本教材のテーマは、持続可能な開発目標(SDGs)であり、その内容についての講義を拡充することにより、内容言語統合型学習(CLIL)の機会を提供する。また、多言語対応のeラーニング中国語教材でもあるため、母語の異なる中国語学習者間で国際連携型協働学習(COIL)を展開することを可能とした。