ポスター立ち会い時間:2024年8月18日(日) 13:40 - 14:40
14. 反転型基礎情報科目における実習スキル向上の課題とコンピュータ適応型テストの活用
- 発表キーワード
- 基礎情報教育
- 課題研究型授業
- コンピュータ適応型学習
本学の1年次必修科目「情報リテラシーⅠ」では、反転学習の教材としてクラウド型の記事データベースを用いて授業をおこなうとともに、授業時間外のスキル定着の目的で、MS-Office 実習・成績管理システムである「ナレロープレミアムシステム」を併用しており、知識の面でもスキルの点でも、授業内でのシナジー効果誘導と、自己有能感の向上に成功してきている。本研究では、昨年の研究で提示した「習得段階仮説」に基づき、従来判別できなかった試行錯誤型の正解者と即答型の正解者の習熟度を判別することを試み、個々の試験問題の能力値が収束するのに必要な時間や問題数、及びその際の能力値を個別に測定し、それらの相関を検討する。またスキル学習のコツや注意点の指導を強化することで、学生の取り組み姿勢や能力値の向上幅に改善傾向が見られたことから、取り組み姿勢の波及効果とナレローの有効性をさらに高める運用についても報告する予定である。