ポスター立ち会い時間:2024年8月18日(日) 13:40 - 14:40

18. 協働場面におけるタブレット端末の利活用が児童の学習意欲に及ぼす影響の検討

齊藤 勝(帝京平成大学 )

発表キーワード
協働学習
タブレット端末
学習意欲

令和の日本型学校教育(中央教育審議会,2021)においては,個別最適な学びと協働的な学びの実現の構築を目指し,学校教育を支えるツールとしてICTが不可欠であることが示された。清水ら(2008)は,ICTを活用した授業が,思考力・表現力の項目において,有意に高い結果だったことを明らかにしている。齊藤ら(2024)は,チャット機能を用いた非接触型の交流学習が,対話に苦手意識をもつ子どもの動機づけを高め,人間関係を広げていくことにつながることを報告している。一方で,現在の子どもたちは人間関係が希薄となり,等質的なグループや人間関係の中でのみコミュニケーションをとる傾向がみられ,異質な人々との課題を解決が苦手であったり,回避したりする傾向があることが指摘されている(文部科学省,2021)。本研究では,協働場面における持続的なタブレット端末が児童の学習意欲にどのような影響を及ぼすのかについて検討していく。